暗闇の中

僕を照らすほのかな光

弱々しいが

必死に照らす



過去にしがみつき

未来ばかりを見る


そう

僕には今がない



誰も気付かない

こんなに近くにいるのに


ありったけの声で叫んでも

ありったけの声で泣いても

届かない


だから

過去ばかりを振り返り

ありもしない未来を羨む


そう

僕には今が無い



そんな僕を

弱々しくも

せいいっぱい照らす光




僕はただ

甘えているだけだった








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