誰もが寝静まった夜

ふと眠れない自分がそこに


その時私は確かに一人で


夜中という時間が

より一層孤独を引き立たせて



真っ暗で何もない場所に

私は一人で

周りの人から見れば

それはとても哀れで



無意識に光を求めていた私は

いつの間にか

何も求めなくなっていて


周りの人から見れば

それはとても哀れで



やがて朝になり

光が照らし出す頃

周りの人は起き出して

孤独じゃなくなった私は

ホッとしたかのように眠りについて


その時私は確かに一人で


周りの人から見れば

それはとても哀れで



無意識に頬を伝って流れる滴は

いつまでも切なくて









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