月明り

青白い光

蒼蒼としたその光は

いつもよりさらに青く見えた



夜を照らしていた月明り

月明りに頼る僕

その光は蒼白といえるだろう



僕は闇に落ちる

それを助ける月明り



ああ

なぜこんなにも



当たり前に慣れすぎて

当たり前に頼って

当たり前に受け入れて

当たり前に拒んで



当たり前に最後を迎えて



当たり前を憎んで

当たり前を忘れて

当たり前だと叫んで

当たり前だと涙して







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